開業したて整形外科院長の野望(無謀)日記。 |
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開業医再診料、引き下げ断念 医師会の反発受け 厚労省
朝日新聞からです。 開業医を中心とする日本医師会が強く反発。厚労省が最終的に押し切られた。勤務医不足対策には1500億円を盛り込むものの、開業医の既得権益への切り込み不足は否めず、「勤務医との格差是正が不十分」との批判が高まるのは必至だ。 病院と診療所はそもそも役割が違うし、それをそういう方向にすすめてきたのは国の方針だったはず。 入院在院日数を減らすのに勤務医がどれだけきつい思いをしていたかとか知らないのかな? 入院日数が減れば当然患者のサイクルは早くなります。書類の数も山のようにあります。 手術終わってやっとリハビリという段階になって「うちではもう入院治療はできません、今後のリハビリは他院でお願いします」って話をするとたいてい悲しい顔をされます。 そもそも「勤務医との格差是正が不十分」って誰がいってるんでしょう? 再診料が違うことで勤務医がこんなこといってます?? それに、 患者は自己負担が少なくて済む病院を選ぶ傾向が強まり、勤務医の過重労働につながっているとの批判がある。 って・・・ こんなこと本気で考えてわざわざ病院へ行く患者さんどれくらいいるんでしょう??? どれくらいの裏付けがあってこんなこといってるんだろう?? 誰がこんな理由で批判してるんでしょう?? 僕も数年前まで勤務医でしたが再診料が何点とか考えたことも気にしたことも無かったですよ。 それより、怒濤のように書かされる書類や当直して寝不足のまま外来、手術、当直でなくても急患オペでまた睡眠不足とかそちらの方ですよ。。。 DPCやら後発品対策やらで見たこともない薬を使わせられたり、急患受け入れできないのをたらい回しと言われたり、「後発品に変更可にするには処方箋にコメントを書け」とかそちらの方がよほど「うんざり」だと思いますけどね・・・・ 再診料が例え20点安かったとしても病院の場合はどうしても検査や処置その他が多くなります。それに格差というなら勤務医の再診料上げればいい話です。 どんどん、下げていってこんな話をするのはなんだかなぁという感じです。 だいたい「既得権益」ってなんなんでしょう?? 診察して再診料をもらうのが権益・・・?!ガソリン税じゃあるまいし・・・ なんか悪意を感じるのは気のせいかなぁ・・(妄想癖入ってるかも?) 僕が感じる格差はどっちかというと内科系の「特定疾患管理加算」と整形外科に多い「慢性疼痛疾患管理料」の待遇の違い・・・・・ 特に後者は次回でなくなるという話。なんなんだろう、いったい・・・ 関節リウマチ、骨粗鬆症、痛風も特定疾患にいれてください・・ 特に関節リウマチ・・ 「医師会が義務のように(例えばレセプトの1%を)どこぞの党に献金する」とか暗黙のルールができれば診療報酬も大幅に上がったりして。。。。
by miya_sei
| 2008-01-31 13:25
| 医療
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